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ロングトレイル

日本のロングトレイルの第一人者と言われた加藤則芳さんは、トレイルとは

一冊の小説を体験するようなものだと言われたそうだが、まさに北根室ランチウエイをあるいたときの喜びはそういうものだった。

 

林道や登山道に入るとほっとするほど、他の道は廃道だったり荒れていたり、自然そのままの道も多かった。虫がへばりついてくる、水が靴の中、ズボンの中に入り込んでくる。

廃道の他、水を含んだ牧草地からも水が入ってきて、それが足の裏の水ぶくれをつくって、破けて‥ 

身体に小さな虫がへばりついていて血を吸っていたり‥ はっかの虫除けスプレーは

一日でなくなった。

書いていると自分でもげっと思うが、実際はその数倍の感動的なことも多かった。

まさに場面展開が多く小説のよう。

途中の露天風呂で出会った方は『こんなところを歩いても景色は一緒だろう!』と

おっしゃっていた。まさに車で走っていれば、そういうことだろう。歩いているスピードだからこそ気づく、場面展開の多さだと思う。 自分の思考とスピードがピッタリとあっていると言ったらよいのだろうか。

また、ほとんど車道とは違うコースをつないでいることもあるのだろう。その土地の文化を含んだ道。住んでいる人が誇りをもっていらっしゃるのだろうという道も多かった。

コンビニはおろか、商店はコース上に一件もない。これは私の調査不足で困った。

案内標識の個数、その情報量が最低限に少ない、残り距離なんて絶対に標識に書かないと言われていたコース設計者の佐伯さんの言葉が私の意識にピッタリとあって、本当に天国のような気分を味あわせていただきました。(自分の頭で予想し、考えていく‥)

佐伯さんが、歩く文化を日本に復活させたい。地域の文化を復活させたい。

農家、芸術家‥等々と家のつく職業の誇り‥等々のお話を聞いて、何かを創造していく

ことが本当に身体にしみついている方なのだなあと、感銘を受けました。

 

加藤さんのお話も

http://www.youtube.com/watch?v=irz6zUjuWBg

 

加藤さんは残念ながらお亡くなりになってしまいましたが、

その思いを受けた

『みちのく潮風トレイル』が今年秋いよいよ始動だそうです。

八戸から相馬市までの日本最大のロングトレイルになるそうです。

 

私にとっても、東日本大震災の半年前に松島、石巻市を訪れ、その思いもあって

その後をどうしても直視できていない状態になっています。

 

このロングトレイルは復興への願いもあって、企画されているようです。

何の力にもならない自分ですが、何かを感じて、少しでも伝えられたらと

思います。

 

何回かに分けて、歩いてみたいと思っています。

まずは今週末から‥