Bikepacking(バイクパッキング)はなぜはじまったのか
Bikepackingは、アメリカ発祥のムーブメントです。
それが日本流に変化していくのは自然だと思いますが、日本の自転車
の世界では、物を売らんがために都合の良い話が横行する傾向がある
と感じます。(マイナーな世界なのでしょうがない面もありますが‥)
例えば、一昔前の自転車のロングツーリングに、50万円以上もする
競技用自転車を売りつける風潮‥ 高くなって性能があがれば良いのですが
ロングツーリングにおいては、逆に乗りにくいものだったりも‥
よって
Bikepackingの始まりのアメリカの事をちらっと目を通しておくことも
意義のあることかもしれません。
結局、登山の流れのUL(ウルトラライト=荷物を軽量にして安全の確率を
高くする考え)の自転車版であると日本では解釈されるが、それは結果そ
うなるという傾向の方が強く、本質はより自転車の性能を引きだし自転車を
楽しむという目的の方が強いと感じます。
例えばダートを楽しく走るか、マイナス思考で走るかの違いのような気がし
ます。どんな自転車でもダートを走れますが、楽しく走りたい、そのための
形態がバイクパッキングの起こりだと感じます。その道の歴史を感じながら
そこの自然を愛し、感じるためのバイクパッキング‥なのでしょうか。
自省も含めて、『どこそこを走ったよ~』という結果ばかりを重視する傾向
になっていないかを見返すきっかけにもなります。
どこを走ったかよりも、そこで何を感じたのか が大事だと思うのです。
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7年前自分の北海道旅行の装備。バイクパッキングという言葉がないときから、ロードバイク(競技用ではなくフレームもホイールも、少しロングツーリングにふった柔らかいもの。タイヤは700✕25Cくらいのロードバイク)に工夫して、旅をしていました。今で言えばバイクパッキング。ゴアテックスのシュラフカバーや、インナーカバーを持参して野宿に対応しようとしている。輪行袋も。当時はこれ以上の容量のサドルバックがないので苦労している。(当時はロードにこれ以上の大きさのサドルバックはバランスを崩すと自転車界全体が否定的だった。それが今日のような大型が作られたのはMTB中心のパッキングから起こってきたからだと思う。MTBだと比較的バランス良くできる)しかしマットを持っていかなかったので、この旅は失敗でした‥。(下からの冷気を遮断できずに安眠できない)フロントバックをやめて、そこにマットやサンダル等をくくりつけて対応するのが正解だったのでしょうか‥笑 しかしこれだけ装備するとロードバイクの良さをスポイルしてしまうのも事実で悩みどころです。自論ですがロードバイクではバイクパッキングになじまないと感じます。個人的にはロードは、住と食を外部発注し走行を楽しむバイクだと実感しました。設備が整った(比較的国土の狭い)先進国を走るのに適したバイクだと思う。
そういうこともふまえて今はタイヤの太さが28Cから30C以上のグラベルロードというものも出てきているが、その領域はクロスやマウンテンに一日の長があるようにも思える。自分も含めてドロップハンドルは疲れにくく長距離向き、スピードが出てかっこよいという固定観念に引っぱられているようにも思えるが、どうなんでしょうか。はやりで終わるのか、そうじゃないのか、これからが興味深いです。 ちなみにそれでは、タイヤの太さが同じくらいのグラベルロードと私がヨーロッパで乗ったランドナーは何が違うのか?ですが、一番は乗り味でしょうか。軽量のカーボンロードからランドナーを一日で二台乗ったときに、例えが悪いですが、筆記用具でいうとマーカーと万年筆の違いほど感じました。これは楽しみ方の違いです。たぶんロードバイクとグラベルロードはそれほどの違いはないでしょう。 いろいろと派生し、戻ったようにみえて、失ったものも、進化の部分もあり‥おもしろいですね
当時はナイトラン(夜通し走る)が普通でしたので、ライトやメーター類の装備は欠かせませんでした。ヘルメットにもライトをつけています。ナイトランは世界的には非常識に近い。少しブルベに偏っていたと今思えばそうでした。