自分で走るルートをつくるということ
自転車とは話が変わりますが、
お亡くなりになってしまったが、日本のロングトレイル(長い距離を歩くこと)の
第一人者の加藤則芳さんと、寝食を共にして一番の友人であり加藤氏のカメラマン
でもあった星野秀樹さんという方がいる。
その方と話す機会があって、今でも印象に残っている言葉があります。
それは 信越トレイルを歩きに来た私に対して
『加藤は、ロングトレイルのコースを歩くという感じではなかった…』
という趣旨の言葉だったと思う。
う~ん、深いなあ と
これだけ短い言葉で言われたからこそ、その言霊は、ズシリと私のなかで今でも残っています。
自由ってそういうことなんだなあって
簡単に自由は手に入らないのだなあ‥と。
技能も必要 だけど、その後の意識、発想の方も‥と感じたのでしょうか。
前回、前々回のスマホ、GPSにこだわるのも、自由に発想するための道具になれば‥
少しこだわっています。
技術的には、
歩き、自転車等のルートを自分でつくるということは、
PCのなかで言うと、『GPXファイル』を自分でつくるということ とほぼ同じです。
この『GPXファイル』がつくれれば、例えば外で使う機器である『GARMIN』に入れて
行動に持ち出せます。
自分のつくったルートを、実際に自分で体験してみる。
それが経験となって自由になっていく‥という感じでしょうか
ルートを作るのに、一番簡単で馴染みがあるのは、
Google Mapsでしょうか。それを使って、『GPXファイル』をつくる方法ならば
5分もかからずできます。
自分でつくったルートとは言えないかもしれませんが(Googleが考えたルート?)
自分のルートをつくるための原案や発想の助けになってくれると思います。
例‥
私が小学校のときに、はじめてサイクリングをした(冒険をした)札幌から小樽までのルートで
まずGoogle Mapsで札幌駅を検索します。
この地図の左側、青い部分にある 『ルート』をクリック!
青い部分の目的地に小樽駅と入力
青い部分の車の絵をクリック→オプションをクリック→高速道路、有料道路クリックして不使用を指定する
または、車の絵ではなく、人の絵をクリックする。
(自転車ルートは日本では現在使えません)
アドレス部分をコピーする
以下URLのホームページを開いて、テキストボックスにアドレス部分を貼り付ける。
https://mapstogpx.com/
「LET'S GO」をクリック。
拡張子gpxのファイルがパソコン上に保存される。
このファイルはPC上でも活用できます。
例えばルートラボに入れて
データをインポートします
右上にある、上の絵をクリックすると、『ファイルを選択』画面が出ます。
さきほど保存したgpxのファイルを指定すると
データをインポートできます。
※インポートとは、そのソフト・アプリ・機器などに、そのファイル(データー)を入れることです。反対語は『エクスポート』です。例えば、その地図データー(gpxファイル)を取り出すことの意味です。
終点が定まらずに青い線が出ますが、無視してタイトルを入力して
保存ボタンを押します。
断面図が出るところが、秀逸です。 左側にも獲得標高が出ますので参考になります。
そう春香山のあたりで坂になって、たいへんだったなあ‥
いろいろなコースをつくってみる。そしてそれをストックしておくと、今度ここにいきたい!という発想がひろがります。
例えば、自宅を出発地(今は札幌駅)にして、目的地を『江別市 アイスクリーム』と入力すると、まちむら農場直売所が出て、目的地に設定できます。走ってみて片道1時間かかったとすれば、札幌から江別までは18キロで1時間ほどで走れるのだなあという感覚が身につきます。今度は経路にもこだわってみてと‥ 次につながります。
※GARMIN(ガーミン)等のGPS機器がないので、外で自分のつくったコースが確認できないよ!という方は
iPhoneの方は『ルータン』というアプリ
が良いそうです。ルータンで検索をかけていただくと、具体的な使い方がのっているページがたくさんあります。私は使ったことがなく確かな事は言えませんが、これで出先で自分がつくったコースが確認できると思います。
(^o^)