歩いたりまわしたり

自転車‥フットパス、ロングトレイル、山‥ 好きです (^o^) I like walking and turning pedals .

旅にPCは必要か??

今年、マレーシア・オーストラリア・タイと行ってみた感じたこと‥

いずれもPCは持っていかなかった。

 

だからといって、電子機器の小道具つまりガジェットが必要なかったかと言われれば、むしろ逆で今やその代表的なガジェットであるスマホがないと、どうしようもない意識に自分もなっていることに愕然(?)としました。  

 

結論として、PCまでは必要なくなっていく流れかもしれないが、スマホ等の小型のガジェット類は逆に、ほぼ必要なものにこれからますますなっていかざるをえないと感じました。

これは、個人ではなかなか抗えないことではないでしょうか‥

 

 一昔前は、携帯電話を外国に持っていくと、多額の課金をされるかもしれないからと持っていかず、必要な情報は現地で仕入れたり、ネットカフェで情報収集や日本と連絡をとりあったものです。

 

しかしこの何年かは、あっちこっちでネット化がすすみ、むしろ日本よりも、無料のWi-Fiが世界各地で飛び交っています。各国の飛行場はもちろんのこと、大きな公園、宿泊施設、ファーストフード店、レストラン、商業施設、図書館などの公共施設等‥。登録制の場合もありますが、観光都市のあっちこっちで、ほぼ無料で利用できました。

オーストラリアやタイでは、高速のWi-Fiでしたので、その高速回線を使って日本の家族に、通話もしました。(データー通信を利用しての通話)

例えば『ハングアウト』『LINE OUT』などの通話アプリを使えば、データー通信で日本の固定電話や携帯電話に直接通話することができます。

キャッシュカード等を紛失した、盗難にあった、怪我や病気になったなどの緊急のときに、自分の使い慣れたガジェットで連絡できるのは心強いことでしょうし、自分が行動しつつ連絡がとれることのメリットは、計り知れません。

私もオーストラリアで、キャッシュカードの不正利用があったかも‥というときに家族と連絡をしあいました。

その経験から、次のタイでは、フリーWi-Fiがあるところだけでの利用では不足なように感じ、いつでもどこでも連絡をとりあえるように、プリペイドSIMを購入しました。10日で1000円少し。安いです。もう後戻りはできません‥残念ながら‥

 

そのスマホの技術的な進歩には目を見張るものがあります。スマホが他のガシェットを呑み込んでいっています。

携帯電話だけでなく、本来PCがやっていたネットによる情報収集(観光情報、天気予報、宿や航空券の予約)・メールや各種SNSでの交流・ブログ等での情報発信、携帯音楽プレーヤー、ICレコーダー、PDA、デジカメ、電子辞書、携帯ゲーム等々

他にも、ライト、鏡、目覚まし時計‥

そしてSNSに投稿する程度の簡単な画像編集や動画編集もスマホでできつつあります。   

 

今回の3回の外国旅行で、個人的にスマホ役立ったことをあげると‥

 

第三位は

最近の航空券はLCCで安い‥ですが、中型小型飛行機で座席が狭い‥満員です‥座席の前モニターがなく、あっても娯楽ものは有料だったり‥結果地獄を味わうこともあります 

外国に着いて動きまわることよりも、飛行機のなかで6時間以上もじっとしていることの方が、ずっと難易度が高いと‥感じることが‥ほんとあります (^_^;)

そのときに、読書という手もありますが、疲れすぎると読書をする気もなくなります‥自分の場合は‥ そこでスマホで軽いもの コミックを読んだり、ダウンロードしていたドラマや映画を見たり、ゲームをしたり‥

これが以外と救世主になったりしました。隣の方は、ひたすら寝ていらっしゃいました。うん前の日に意識的に睡眠不足にし、寝るというのも手かもしれない‥。それほど飛行機のなかの問題は深刻だったりします。ほんとに‥

 

第二位は、

私は致命的な忘れものをしたんです‥それは航空券の代わりになる書類を印刷したもの‥オーストラリアからタイに行くときに車にあったその書類を持っていくことを忘れてしまったんです‥

それで‥成田空港のフリーWi-Fiで、その航空会社のアプリから入り自分のページを係の人に提示しました。もうフリーペーパー化しているんですね。帰りもタイの飛行場で同じようにしました。逆に帰りはスマホから事前にネットチエックインをして、長い受付けの行列に並ばずにスムーズにタイを出国することができました。座席指定もスマホから選ぶことができて、行きと違い通路側の座席をとることができました。(これ死活問題ですごく大事でした。トイレ行きたい‥ですから‥)

スマホがなかったら‥と思うとゾッとします。

 

第一位は、

グーグルの地図が使えたこと‥現地に入ってから予定を立てるときにグーグル等の地図を使えるかどうがで、行動範囲を違ってきたり‥旅そのものの内容が変わってきます。

例えば、簡単にいうと、どこに行くか、どこを見るかの旅ではなく、どのようにして行くか、どこを通って行くかの旅になったりします。

迷うこともない? 一長一短ではあります‥

 

他にも、ドミトリーに泊まったときに、同部屋(二人部屋で話さないと気まずかった‥笑)のフランス人の方と、会話するのに翻訳アプリを使ったり、新しく宿をとるときにスマホで検索をかけて検討し宿を予約したり‥

役立ちました。写真も今回すべてスマホで撮ったものでした。

 

スマホのリスクですが、歩きスマホで事故にあったり、盗難にあったり、最終的にスマホを盗まれ追いかけ、殺された事例もあります。不用意にスマホを出しながら歩くのは、場所によっては危険なこともあります。特にiPhoneは、高価で貴重品とみられることもあるそうです。一方でiPhoneの方が、メジャーなのでプリペイドSIMの設定を人にやってもらえたり、困ったら聞けたり、iPhoneだと標準なので世界中の電波を捉えやすいということもあるようです。

私は、日本製に少しこだわってソニーXperiaです。Xperiaでも一番小型にしました。手の中に入って、人からチェックされにくいので、防犯上も少し有利かもしれません。カメラの性能も良いです。

 

だらだらと書きすぎました。

もどって、PCを外国に持っていく方が多いなあ‥なぜ? というのが私の素朴な疑問でした (今も‥)

私が、サイクリストだからかもしれません。サイクリストは重量にこだわります。旅行中に振動がありますし、自転車を置いて買い出し等に行くこともありますから貴重品が多いのも嫌ですし‥

しかし最近のサイクリストはPCを持って行く方が多いと‥ネットで見ると思います。

一眼レフを持っていくと、RAW現像をする→PCでないとできない。RAWデーターは容量が大きくて、PCでないとバックアップしずらい。お互いにハードディスクの中身を交換しあうのにもPCでないと‥ とかがあるのかな?

となると、一眼レフでRAW撮影をしてPCでRAW現像をしなければ、HDの情報交換をしなければ‥とりあえずPCは旅先でいらないかな‥というのが今現在の私の結論です。高度な動画編集もしませんし。 

私が昔、PCを旅先に持っていったのは、GPSのデーターを取り出し、自分のガーミンに入れて、サイクリングをしたときです。しかし今は、GPSスマホタブレットの方が、ガーミン等のGPS専用機よりずっと操作性がよくなってしまいました。おそろしや、Google‥ 

他‥AmazonAppleFacebookもか‥

なんとかこれらの会社から逃れる方法はないものでしょうか‥あまり近づきすぎるのも問題かなあ‥と (^_^;)

ここで横道にそれた結論を

身軽な旅をしたければ、一眼レフを持っていくな!

ということ。カメラ一式が増えるだけでなく、PCやその他ももろもろ増えていきます。そうすると‥旅自体の行動パターンまでが変わってきてしまいます。

だいぶ強引な結論でした‥ m(_ _)m

 

最後に自分のガジェットの紹介です‥

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アンドロイドタブレットBluetoothキーボードをセットしたもの。

重量は合わせて、377グラム。

タブレットはMediaPad T2 7.0 Pro LTEモデル SIMフリー。残念ながら日本製でこの性能にあうものはありませんでした。

ブログ等のアウトプットのため。スマホ予備としてのタブレットAppleiPad miniよりも安い。Wi-Fiはもちろん、フリーSIMも入るのでスマホの代わりにもなります。スマホより大画面なので、読書や映画鑑賞もより快適です。そしてPCよりも軽く、GPSがあるので、ナビにもなります。スマホよりも大画面なので地図を見る用途しては最適でしょう。iPad mini等は、フリーSIM、GPS搭載のものは選びづらいです。

これくらいだったら自転車や歩きの旅でも持っていっても良いかな‥。

 

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Chromebook Flip C100PA
 

アメリAmazonから直輸入した。そのため安かったです‥

877グラム。

安いし、軽いので、オーストラリアやタイに持っていこうとしました。しかし直前になって車のなかに置きっぱなしで持っていきませんでした。スマホで何とか足りてしまいます。

 

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PC。レノボX1カーボン。

重量1.2キロ。

PCとしては、軽いのかな。国内の車旅行や、スーツケースの旅行だったら持っていくかも‥。大型ザックにこのようなPCを入れて移動するのは、考えただけで憂鬱になります‥バックパッカーはすごいなあ

inainaさん。どうして逝っちゃったの‥

ごめんなさい。この数年自転車を引退している間に、今年3月のニュージーランドのブルベでinainaさんが事故で亡くなったことを、先日知りました。

Cyclist killed near Twizel, companion in stable condition | Stuff.co.nz

 

正直、呆然‥頭が真っ白です。

彼がそんな事になるわけは‥ないんです。

一緒に走っていても、信号無視をするサイクリストがいたら真っ先に追っかけていって注意する。ライトは規定では前2個で良いのに、3個もつけて念には念を入れる。

先々を予想し、適格な手を必ずうっている。先を急がないし、補給食や薬、着替えも用意し、ときには仮眠するホテルまで予約し健康にも安全にも人一倍気にしている。

困った人がいたらほっとけずに、必ず手助けをする。何かを企画し、それをやり遂げる意志が人一倍強い人。いつも楽しくニコニコしていて、主体的で‥。

そんな人が、なぜ事故にあうのか?亡くなるのか?

あまりも不条理すぎます。

 

inainaさんは、日本ブルベ会の会長。日本のサイクリング会の親分でした。

 

個人的には、ブルベで知り合った人のなかで、私は一番好きな人だったし、影響をうけた人、口幅ったいけど似ている、共感できる人だった‥。

 

2010年の3月にinainaさんと出会いました。

http://asunaro5963.jugem.jp/?page=1&month=201003

ほんと良く喋るおじさん‥が第一印象。私のGPSを頼ってきて、18時間以上いっしょに走りました。ちょっといたずら心を出して、峠までアタックして走って、峠で少し休むかな‥とホッとしたら、すぐ後ろにinainaさんがきていて、びっくり!。彼は頭だけでなく、脚力も、その見かけよりはるか上をいっていました。ほんとうに濃密な時間でした。

次の機会に会ったときには、私よりも良いGPSを装着していて、思わずひっくりかえりました。この人、半端ない人だなあ‥。

北海道のブルベにも来てくれました。

asunaro5963.hatenablog.com

 

カナダにも一緒に行こうと、ネットで連日のようにテレビ電話をしました。

私がかみさんの父が亡くなってしまって、一緒には行けなくなってからも、inainaさんは、加速度がつくように、日本はおろか世界のブルベにのめり込んでいきました。

パリ・ブレスト・パリ に、テントや寝袋を装備して走ってやろうかなと彼が言ったときに、inainaさんらしいなあと感じたり、私も同じことを考えていて驚いた記憶があります。

 

ほんとうに、やりたい事、思いつくことが多い方で、そのほとんどをその高い心技体の能力でやり遂げていました。

最近は、年末に連絡をとりあうだけになってしまっていましたが

彼の、人と同じことをやるのが嫌い、一から自分で考え、企画し、人を巻きこみ、意志を強く持ち、貫徹させる。ニコニコし、おせっかいで‥、うるさくて‥

パターンが似ていて、共感できて、憧れでした。

 

北海道に来たときも、小樽であるお寺にご一緒させてもらって、そこの住職ご夫婦と自転車とは全く違う興味深い話に参加させてもらってびっくりしました。

inainaさん、あなたはいったい何者ですか?と思わず聞いてしまいました。

彼はときにはテレビのディレクターだったり、写真家だったり、医者だったり、遊び人だったり、ワインのコレクターだったり、長野県のとある場所で自給自足の生活をする世捨て人だったり、その経歴も多岐にわたり魅力的な人でした。

 自転車だけでなく生き様そのものが、なるほど‥と思える方でした。

 

あっちにいっても、またニコニコして、騒がしく、やっていることでしょう。

またあっちで飲みましょう。

その日まで、待っていてくださいね。inainaさん。

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旅の総括2 旅とは

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いろいろな旅行記を読んで、共感する場合はそう多くはないがこの本は個人的に良かったです。

そこから自分が少しウエット?な感性を持っているのかもしれません。

作者も物事や人に対して優しく考えるタイプなだけに、起こったことを引きずりやすい傾向のようです。それが旅の同伴者である夫(アメリカ人)との諍いの原因にもなって、ケンカになっている様子が少し面白かったです。言うなればクヨクヨするタイプ。

無理にでもニヤニヤして、決断をはやくして、自分で決断して、何にでも『実験だ!』と自分で思い込ませることで、悪い目が出ても『なるほどね~』と思うようにすると比較的気が楽になるんですけどね!

しかしそういう作者だからこそ、感性はするどいのかもしれません。

そういう人が自転車に乗ると、おもしろいことが起こるかもしれません。(笑)

その作者が書いていることは

~以下抜粋~

 大切なのは「どこに行って何を見るか」ではなく「それぞれの場所で何を感じとるか」に変わっていた。

~以上抜粋~

旅の計画のときと、旅の途中での自分の意識の変化をこう書いています。

 

う~ん

なかなか真理だと思うのです